竹の需要低下に伴い放置竹林が増加しています。里山再生整備事業などによって広葉樹林などへの転換が進められているものの、竹林の拡大と荒廃が全国的に問題となっています。竹は成長が早く、放置しておくと地下茎が森林や農地、家屋にまで浸食する恐れがあります。
私たちクアントバスタでは国産材同様、竹を適正に伐採、有効利用することにより竹林を適正に維持管理し、また周辺の森林や家屋、農地を守ることが大切と考えます。カトラリーという身近な製品を通じ、その機能性や利便性を感じ、またそれを手作りする職人にも思いを馳せ、ひいては日本の竹林や森林の現状や問題について関心を持っていただけるきっかけ作りができれば幸いです。
炒める、潰す、混ぜる、返すがこれ一本!
◆竹細工職人による手作り
伝統の竹細工技術を活かしながら、オシャレで機能的な製品を生み出し続ける若手竹細工職人が一つ一つ手作りしています。
◆キッチンでマルチに活躍
炒める・潰す・混ぜる・返すがこれ1本で。真ん中に穴が開いているため、炒めている食材がくっつきにくく、シチューなどを混ぜる時にも抵抗が減りこぼれにくくなります。さらに、先端を薄く加工しているため茹でたジャガイモを潰したり、フライをひっくり返したり、マルチに使えます。竹製だからフライパンや鍋を傷めにくいのも嬉しいポイント。
◆燻し竹加工
煤竹とは古くからの古民家 などの天井や自在鉤に使われていた竹が、囲炉裏やかまどの煙で燻されて赤褐色に色づいたものですが、煤竹となるには100年から200年はかかるといわれています。燻し竹とは煤竹に代わり人工的に竹を燻す加工をしたもの。自然の竹を切り出し、密閉された窯の中で約一週間かけて丁寧に燻煙処理して作られ、化学薬品や人工塗料は一切使用しません。燻し竹加工により独特の風合いを持ち、カビや汚れの付着にも強くなります。
◆化学物質不使用
竹を燻し加工しミツロウを塗るという、敢えて手間ひまをかけることで防カビ剤やウレタン塗装等の化学物質不使用で仕上げています。
<仕様>
■素材:竹(鹿児島県産) ミツロウ仕上げ
■サイズ:幅約6.5×長さ約30cm
■重量:約37g
■生産国:日本
<使用上の注意>
食洗機や乾燥機などのご使用はお控えください。
柔らかな布やスポンジ等で軽く洗い、ふきんで水分をふき取った後に陰干しすることをオススメ致します。
長く湯や水に浸することは避けて下さい。変形や割れの原因となります。
汚れが気になるときには中性洗剤等をお使いください。
表面の乾燥やケバ立ちが気になりましたら適宜ミツロウを塗り直ししてください。